化粧品の使用期限は半年?

美容・健康

仕事中にラジオが流れている職場で働いているのですが、その時たまたま耳に入ったのですが、ラジオパーソナリティの方が

「女性の下着の使用期限は週に2回洗うと約一年。化粧品は約半年が使用期限なんです!」

とおっしゃってました。

化粧品だと高いものだと5000円ほどするものもあるので

  • 大事に長く取り扱いたい…
  • 特別な日にだけ高い化粧品をチマチマ使いたい…
  • 特別な人からもらったものだからずっとおいておきたい…

などあるともいます。

しかしその使用期限を知らずにずっと残しておくと肌のトラブルの原因になるかもしれません。

なので化粧品別の大まかな使用期限・劣化の見分け方・保管方法などをまとめていきたいと思います。

下着の方はまた別の記事にて。

『女性の下着の使用期限は一年ほど?』

目安の使用期限

一般的に化粧品は、未開封で約3年、開封済みだと半年以内で使い切る事を推奨しているようです。

ほとんどの化粧品に、使用期限は記載されていませんが、化粧品にも使用期限があります。

化粧品は製品を見て「いつのもの」とはわからないので、使い始めるのは購入してから2年半まで、開けてからは半年以内に使い切るのが使用の目安です。

化粧品は未開封の場合、製造してから3年は製品が分離や変質しないようにつくられていて、その品質をメーカーが保証しています。また、製品には使用期限のかわりに「ロット番号」という数字が記され、メーカーは製造日や製造状況などが判別できるようになっています。

化粧品は開封し、空気に触れた時点で酸化が始まります。

また、直接手に触れることで雑菌が増殖しやすくなり肌トラブルを引き起こす原因に。肌が荒れると隠すために厚塗りして、毛穴が詰まってもっと肌荒れを引き起こします。

ほとんどの化粧品には、防腐剤が配合されている

化粧品は水や油、界面活性剤、美容成分などでできています。そして、これらが劣化や変質、分離しないよう、防腐剤や安定剤が配合されています。

化粧品の品質を一定期間保つために、防腐剤は必要なのです。

防腐剤のうち、特にパラベンだけが悪者にされていて「パラベンフリー」だから安全と思っている人がいるようです。ですが、それは間違い。パラベンはかつての「表示指定成分」で定められていた防腐剤だったために、そんなイメージが浸透してしまったのかもしれません。しかし毒性が比較的低く、皮膚刺激や過敏症なども少ないといわれています。

「パラベンフリー」の場合、パラベン以外の防腐剤が配合されているケースがほとんどで、アルコール(エタノール)などが代わりに入っていることがあります。「パラベンフリー」=防腐剤無配合ではないです。

防腐剤がない化粧品は使用期限が早い?

「パラベンフリー」だけでなく「防腐剤フリー」を謳った化粧品は、防腐効果のある成分が全く配合されていないものと思っている人がいるようですが、必ずしもそうとは限りません。防腐剤が入っていない場合は、量が少ない使い切りタイプか使用期限が短くなるものです。表示をよく確認して、使い方や使用期限表示を参考に選んでください。

最近流行の防腐剤フリーなどのオーガニック化粧品は通常の化粧品より使用期限が早くなります

容器に期限が記載されているものも多いので高くても、古い化粧品は思い切って捨てる勇気が大切だろうと思います。

化粧品別の大まかな期限

マスカラ3ヶ月以内
リキッドアイライナー3ヶ月以内
ペンシルアイライナー3ヶ月以内
アイシャドウ1年以内
化粧下地、クリームファンデ、リキッドファンデ半年以内
クリームチーク半年以内
リップ、グロス半年以内
チーク2年以内
コンシーラー半年以内

水分を多く含んだものは使用期限が早いです。

特に、マスカラ、リキッドアイライナーは3ヶ月ほどで買い変えるのが良いそうです。

目の近くに使うので、繁殖した雑菌が目に入ると感染症を引き起こす可能性があります。

劣化を少しでも防ぐ方法

化粧品は直接指で触らず、スパチュラやブラシなどにとって使用しましょう。

肌についた雑菌がブラシやパフに移り、それを使うことで雑菌が容器などに繁殖し、化粧品の劣化のスピードを早めてしまいます。ブラシやパフはこまめに洗浄しましょう。

できれば毎日が理想ですが、なかなか時間がとれないものです。少なくとも週1回は洗うように心がけましょう。肌に優しい中性洗剤や、専用の洗浄液などで洗い、しっかり乾かすと清潔に使い続けることができ、持ちが良くなります。

時間が無いときは、使用後に優しくティッシュオフするだけでもいいと思います。お手入れしだいで肌もブラシも化粧品も清潔に保つことができます。

化粧品容器のフタはしっかり閉めて直射日光が当たらない場所で保管しましょう。

これは捨てた方が良い劣化した化粧品の目安

液体の化粧品ドレッシングのように分離してたり水分と油分が分かれている状態
質感のチェックテクスチャーの質が初期と変わっている場合、配合成分の変化によって起こります
色のチェック変色していたり、液体が濁っていたり白い色が黄色っぽく変色している
匂い・香りのチェック香りが完全に飛んでいる、購入時とは違う、酸っぱい匂いなど

この化粧品いつ買ったか忘れちゃった・・。いつまで使用していいか期限がわからない。なんてこともしばしばあると思います。

目安として下記のような状態になった化粧品は使用をやめましょう。

この化粧品は高かったから!一度使ってみたかったなどどうしても使用したい場合は顔の肌に近いと言われる二の腕でパッチテストしてみるのも良いですね。

使用期限を過ぎた化粧品は肌へ大きな負担をかけます。

ニキビ、シミそばかす、毛穴の開き、乾燥やシワの原因になることも・・。

化粧品の保存環境

今までお話しした化粧品の使用期限は、あくまでも日本国内の標準的な環境下で保管・使用することを前提にしています。化粧品はとってもデリケート。30℃を超える室内や、紫外線を浴びる窓際に置くのは避けるべきです。

化粧品は直射日光のあたらない、20~25度前後の風通しのいい場所に置きましょう。

このほか、湿気のない風通しのよい場所ならなおベスト。これも食品と同じと考えると判りやすいかも?

冷蔵庫で保存はNG?

冷たくて気持ちいいからか…?化粧水を冷蔵庫に入れている人がいるそうですが、「要冷蔵」と指定されている場合を除き、やめた方がいいでしょう。化粧品を肌につけるときは手の平で温めてつける方が良いので、冷蔵庫で冷やすのは逆効果だと思います。また品質を保つために、冷蔵庫に入れる必要はありません。

今は、なるべく体にイイものを選ぶ時代。日本の化粧品を使うのであれば、涼しく暗い場所に置いて、開けたら半年以内に使うようにすれば、ほとんどの製品は大丈夫。

まとめ

肌への負担を過度に心配するあまり、「イイ」ことだけをクローズアップした宣伝文句に惑わされないようご注意を。今の自分の肌に合う、使って「気持ちイイ」と思えるものを選んで、使用期限を守って使ってくださいね。

また大切な方にもらったものだと捨てるのに勇気がいる方もいますし、現に私もそうなのですが、容器だけ残すならまだしも、中身はちゃんと使用期限がすぎる頃には捨てる勇気を持てるようにしてください。

自分の身体は自分で守れるように。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

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